5月2日の青空レストランでは、オダウエダのお二人がゲストで、青森県つがる市の、もちとろろを教えてくれました。
🌿 もちとろろ – 餅のような衝撃の粘り!青森・つがる市の砂丘やまのいも
箸で持ち上げてもかたまりごと付いてくる、圧倒的な粘り
青森県つがる市で栽培されているやまのいもの一種「もちとろろ」。すりおろすとまるでお餅のようにふんわりもちもちとまとまり、自然薯にも匹敵するほどの粘り強さが特徴です。
でこぼことした表面はすこし不恰好ですが、皮をむくとつやつやと輝く雪のような白い肌が現れます。見た目と味のギャップに、一口食べた瞬間から虜になる人が続出しています。
青森県産優良長いもと加賀丸いもを掛け合わせて誕生した品種(品種名:つくなが1号)。その強烈な粘りは、加賀丸いもの特性をしっかり受け継いでいます。
🍡 すりおろしを箸で持ち上げると…かたまりごとそのまま持ち上がる! 🍡
🌱 誕生の秘密 – 屏風山砂丘とMichiki農園
🏔️ 200年以上かけて開拓された砂丘地
「もちとろろ」が栽培されているのは、青森県つがる市(旧車力村)の丘陵地帯にあるMichiki農園。日本海からの潮風と飛砂を防ぐために植えられた木々が屏風のようなことから「屏風山(びょうぶさん)」と呼ばれてきた地域です。
一面、不毛の湿地帯だった屏風山砂丘は200年以上もかけて開拓が続けられ、今では水はけのよい砂地として、やまのいもや根菜類の栽培に適した土地になっています。
👨🌾 工藤三千輝さんの挑戦と試行錯誤
Michiki農園の工藤三千輝さんは、青森県産業技術センターが開発した「つくなが1号」に出会い、その食感と濃厚な甘さに魅了されて栽培を決意。しかし、その道のりは平坦ではありませんでした。
2013年から試験栽培に取り組み始めたものの、最初の数年間は失敗の連続。発芽しないことや砂丘地特有の土壌で肥料もちが悪いことに苦労し、天地返し(土の上下を入れ替える作業)や貝殻粉末を使った微生物資材での土壌改良など、地道な試行錯誤を繰り返しました。
試験栽培を始めて3〜4年が経過したころから徐々に栽培が安定し、現在は1ヘクタールの畑で丁寧に育てています。
🔍 もちとろろの味と食感
🍡 圧倒的な粘りと濃厚な甘さ
皮をむいてすり鉢でおろすと、もっちりとお餅のようにまとまる驚きの粘り。箸ですくいあげても、かたまりがそのまま持ち上がるほどの強さです。
一口いただくと、濃厚な旨味と甘さが口の中に広がり、もちもちとした食感が楽しめます。普通の長いもとは別次元の体験です。
粘りが強くて食べづらい時は、出汁を加えて調節するのがおすすめ。すり鉢を使うことで、おろし器より繊維を断ち切らずにより強い粘りが出ます。
🍳 おすすめの食べ方
生でもよし、加熱してもよし。アレンジ無限大!
- とろろごはん:そのままご飯にかけるのが一番のおすすめ。出汁で好みの濃さに調節して
- もちとろろ団子:スプーンですくってお鍋や汁ものに。一煮立ちさせるとふんわり優しい食感に
- 磯辺揚げ:海苔で巻いて揚げると、生とはまた違ったサクふわの食感を楽しめる
- 焼き・煮もの:加熱調理でもおいしい、使い勝手の広い食材
💪 栄養価の比較
他のやまのいもと比べて、食物繊維とマグネシウムが群を抜いて豊富なのもうれしいポイントです。
| 栄養価(100gあたり) | もちとろろ | 大和芋 | 自然薯 | 長芋 |
|---|---|---|---|---|
| エネルギー | 127kcal | 121kcal | 121kcal | 65kcal |
| 食物繊維 | 5.0g | 1.4g | 2.0g | 1.0g |
| タンパク質 | 3.7g | 4.5g | 2.8g | 2.2g |
| カリウム | 593mg | 621mg | 550mg | 430mg |
| マグネシウム | 41mg | 22.2mg | 21mg | 17mg |
| 水分 | 67.0g | 68g | 68.8g | 82.6g |
※一部日本食品標準成分表より。ハイライト行が特に優れた数値
🛒 購入方法
もちとろろはAmazon、楽天、ヤフーショッピングなどの通販でお取り寄せできます。
🌟 一度食べたら忘れられない!もちとろろの魅力
200年以上かけて開拓された屏風山の砂丘地で、数年の試行錯誤を経て誕生した奇跡の一本。
すりおろした瞬間の「これ、本当にいも?」という衝撃と、口の中で広がる濃厚な甘み。まさに見た目と味のギャップを存分に体感できる食材です。
食物繊維はほかのやまのいもの2〜5倍、マグネシウムも約2倍と栄養価も一級品。
青森・つがる市が誇る砂丘やまのいも「もちとろろ」、ぜひ一度体験してみてください!


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